広島県立美術館 広島市中区上八丁堀 2020年8月20日


広島県立美術館 3階 車いす対応トイレ 広島市中区上幟町 2020年8月20日

車いす対応トイレは地下1階〜3階の各階にあります。とびら開閉は手をかざす非接触センサー式。スペースややせまいです。手すりは便座の両側にあります(一方が跳ね上げ式)。背もたれパイプ状。「90年代風の仕様」と申し上げたら車いすユーザーの方はお分かりいただけるでしょうか。

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入口〜チケットカウンター・ロビー〜各階の展示室・休憩室・トイレ〜3階ティールーム経路はすべてバリアフリー(地下1階〜3階の各階移動はエレベーター)。学芸員・職員のみなさんとても親切です。車いすユーザーのみなさんご安心ください。

ぼくは広島県立美術館が好きです。かつては大学美研の展示会でお世話になりました。縮景園をのぞむロケーションは最高でとても良い雰囲気。楽しい思い出ばかりです。県美展への出品は当時の大きな目標でもありました。

大好きな美術館だからこそ、そして経営方針に「来館者の満足度向上」を挙げておられるので気付きを申し上げるならば2点。

車いすユーザーまりちゃんと知り合ったことで獲得した視点です。まりちゃんにはとても感謝しています。設備が車いすユーザー目線を取り入れた改善に向いてくれるといいなと思います。

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明田弘司さんの写真を目当てに「日常の光 写し出された広島」の展示にうかがいました。

東千田町に下宿していた大学生のころ写真の現像とプリント*1をお願いしていたのがご町内・明田さんのお店「ヒロシマ・フォトサービス」でした。ネガ袋が積み上げられたカウンターで迎えてくださった明田さんのお姿はよく覚えているのですが、必要以上に会話することはなく下宿を引き払ってからはお店に足を運ぶこともなく。ファインダー越しに広島の町をずっと見ておられた大家の作品を当時拝見していたら、考現学郷土史にもっと早く興味を持っていたかもしれないなあと思います。

*1:当時「びしびしばしばしらんらんラジオ」というRCCの番組でアルバイトをしていました。サエダ提供コーナー「ロンリー写真部」をきっかけに「ミノルタα-3xi」を買いました。当時一文字弥太郎さんとボンバー石井さんがアラーキー荒木経惟さんのお話をよくされていたことを覚えています。